ロケット、バズーカ、イチローのレーザーも…MLB公式の外野手“鬼肩”動画集が凄すぎる
プイグやジャッジ、ギーエン&ゲレーロの伝説的な送球も…MLB公式インスタが公開
圧倒的な身体能力を持つプレーヤーたちが集まるメジャーリーグ。特大のホームランや弾丸のような打球、100マイル(約161キロ)の速球にゲームのように曲がる変化球、ありえない体勢から美技を連発する内野手の守備など、目を疑うようなプレーが飛び出すことも多々ある。外野手の強肩もそのうちの一つだ。MLB公式サイトは24日(日本時間25日)、歴代の信じられない送球を集めた動画を一気に2つ公開。もちろん、イチローのレーザービーム送球も登場する。
MLB公式インスタグラムは、近年米国で定着している「#TBT(Throw Back Thursday)」の企画として2つの動画を投稿した。「Throw Back Thursday」は木曜日に昔を振り返るという意味。観客の度肝を抜いた多くの“鬼肩”“鉄砲肩”の持ち主が登場している。
1本目の動画は、左翼フェンス付近から本塁にノーバウンドでボールを送り、走者を刺したセスペデスの送球からスタート。プイグ、ヒックス、ベッツといった現役の強肩自慢が、走者を見事にアウトにするプレーが次々と登場。最後は、ジャッジがほぼワンステップで矢のようなボールを本塁に送り、生還を阻止したプレーで締めくくられている。
さらに、2本目にはギーエン、ゲレーロのもはや伝説と化している補殺が登場。ギーエンは右中間フェンス手前から三塁へ、ゲレーロは右中間から本塁へ送球しているが、いずれもあまりステップを踏むことなくダイレクトで到達。「ロケット」「バズーカ」といった表現がピッタリと来る“鬼肩“から、身体能力の高さを見せつける衝撃の送球を繰り出している。
そして、当然、イチローも登場。メジャー移籍1年目の2001年4月11日のアスレチックス戦。8回1死一塁の場面でライト前へのヒットを捕球したイチローが、三塁へのストライク送球で一塁走者のロングをアウトに仕留めた。全米の度肝を抜いた一投。実況の絶叫から「レーザービーム」という言葉が定着し、イチローの代名詞となった。「ロケット」「バズーカ」とは異質の、まさに「レーザービーム」という表現がふさわしい驚愕送球だった。
この他、イチローと並んでメジャートップクラスの強肩ぶりと評されていたフランコーアの補殺シーンも登場。メジャーの凄さを感じることができる強肩動画集となっている。