ホークス工藤監督、4時間半のドローに「和田くんに申し訳ない」
和田、7回2失点10奪三振も復帰初勝利ならず
5日のロッテ戦(ヤフオクドーム)。ホークスが4-2と2点リードで迎えた8回表、2番手のバリオスが2本の長打を浴びて1点差とされ、なおも1死二、三塁。ここで清田育宏に投じた4球目のフォークがバウンドして一塁側に逸れると、三塁走者の岡田幸文が同点のホームを踏んだ。この瞬間、スタンドの悲鳴とともに、和田毅の日本球界復帰初白勝利が消えた。試合はそのまま延長12回の引き分け。4時間半にもおよぶドロー劇となった。
和田は初回に3者連続三振を奪う完璧な立ち上がり。その後もキレのあるストレートやカットボールを駆使して、マリーンズ打線を圧倒。6回に清田に2点本塁打を許すも、失点はこの2点だけ。7回122球を投げて奪った三振は10に達した。
試合後、工藤公康監督は和田について「非常にいいピッチングをしてくれた」と絶賛。
「7回までいってくれたことはチームとしても助かったが、球数が増えたのでそれ以上はというところだった。あれだけいいピッチングをしていたので勝たせてあげたかった。和田くんには申し訳ない」