故障、ベテラン、飛躍期待の若手…キャンプ2軍スタートのセ・リーグ選手は?

DeNA・東克樹【写真:荒川祐史】
DeNA・東克樹【写真:荒川祐史】

春季キャンプは2月1日に一斉スタート、セ・リーグで注目の“2軍組”は…

 プロ野球12球団は2月1日に各地で一斉にキャンプインを迎える。キャンプ初日では異例となる紅白戦を行って、1、2軍を決めるロッテを除く11球団が選手の振り分けを発表。各球団の主力や、注目の若手、ルーキーらが1軍スタートを決めた一方、故障などもあって2軍スタートとなった選手も。ここではセ・リーグ6球団で2軍スタートとなった主な選手を紹介する。

【巨人】
 2013年に加入の大竹寛投手、2016年に加入の森福允彦投手とかつての“FA入団コンビ”が2軍でキャンプイン。大竹、森福ともに昨季は2試合のみの登板に終わっており、来る2019年シーズンは自身の価値を再証明する正念場になるだろう。期待の若手投手、畠世周投手も2軍からのスタート。昨季は故障で出遅れただけに、万全の状態で開幕に臨みたい。

 野手では大城卓三捕手や立岡宗一郎外野手が2軍に。ルーキーイヤーながら83試合に出場し、高い打撃力を見せた大城は炭谷銀仁朗捕手、外野のバイプレーヤーとして貢献してきた立岡は丸佳浩外野手と同ポジション。開幕1軍に向け、アピールが待たれる。

【ヤクルト】
 投手陣では、館山昌平投手、村中恭兵投手、山中浩史投手といったベテラン投手たちが2軍。特に館山は5年連続で2桁勝利をあげるなどエースとして君臨していただけに、復活を果たしたらヤクルト投手陣にとって大きな支えとなるはずだ。

 野手陣では、昨季打撃好調も故障で47試合の出場に終わった大引啓次内野手や、2015年の打点王・畠山和洋内野手、同じく2015年首位打者の川端慎吾内野手が2軍から巻き返しを図る。故障を抱える選手たちは、開幕前のキャンプでしっかりコンディションを整えたいところ。ここで名前の挙がった選手たちが健康体で過ごせれば、武器の強力打線にさらに火がつくだろう。

【DeNA】
 ルーキーながら昨季11勝、防御率リーグ2位(2.45)の好成績を残して新人王を受賞、開幕投手の筆頭候補とされる東克樹投手が2軍に。昨年、侍ジャパンを辞退した原因の「左肘の炎症」の影響と見られるが、巻き返せるか。10月に右肘の手術を受けた井納翔一投手も2軍での調整となっている。

 野手では昨季ケガに悩まされ、41試合の出場に終わった梶谷隆幸外野手が2軍。早い段階で本調子になることが期待される。15年目を迎えるベテラン内野手の石川雄洋内野手や、若き長距離砲の佐野恵太内野手らも2軍での始動となる。

広島は昨季ファーム3冠のメヒアが2軍スタート

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