広島ジョンソンが今季3戦目で初勝利 「過去は振り返らない。やり返す」
9回途中3失点の好投、過去2戦は好投も白星つかず「勝ちが付くのは嬉しい」
広島は6日、マツダスタジアムで行われたヤクルト戦に6-3で勝利した。9回途中3失点のジョンソンが、今季初勝利をマークした。
8回まではほぼ完璧な投球だった。2回までにエルドレッド、新井のタイムリーなどで6点の援護をもらい、3回まで走者を1人も許さなかった。失点は4回に山田に浴びたソロ本塁打の1点のみで、ヤクルト打線をわずか4安打に封じた。
ジョンソンは「いろいろな球種を織り交ぜながら、少ない球数で抑えることができた。自分の思うようなピッチングができた」と8回までの好投を振り返った。
球数は8回まで101球。しかし、緒方監督が「最後まで、十分いけると思って送り出した」という9回に1死から畠山に四球を与えた後、3連打で2点を失ってマウンドを降りた。完投勝利目前の降板となったが、「9回もバレンティンのヒット以外は打ち取った当たりだった。飛んだ位置が悪かっただけだよ」と左腕はあくまでも強気だった。
開幕戦から2試合好投を続けたが、勝ち星には結びつかなかった。「過去は振り返らない。これからも試合はあるので、やり返していきたい」というジョンソンは、3戦目の初勝利に「勝ちがつくのは嬉しいこと。特に今日は2連戦を連勝できた勝利だったので、チームにとっても大きいと思う」と喜んだ。
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大久保泰伸●文 text by Yasunobu Okubo