中日、キャンプ3日目で初実戦形式 与田監督、2軍との「入れ替えあるかも」

春季キャンプで練習を見つめる中日・与田剛監督【写真:荒川祐史】
春季キャンプで練習を見つめる中日・与田剛監督【写真:荒川祐史】

昨季未勝利の大野雄の投球に「課題への意識は出ていた」

 中日は沖縄キャンプ3日目の3日、今キャンプで初となる実戦形式の練習を行った。午前中に投内連係やフリー打撃を行うと、ランチを挟んで、シート打撃を実施。キャンプ3日目にして、投手と打者が真剣勝負を行い、与田剛監督は選手たちの動きに目を光らせた。

 投手陣では山井大介投手や松坂大輔投手といったベテランと新加入のエンニー・ロメロ投手ら助っ人を除く、多くの主力投手も登板。大野雄大投手や笠原祥太郎投手、又吉克樹投手ら12人の投手が次々にマウンドに上がり、打者4人ずつと対戦していった。

 昨季未勝利に終わった大野雄が最速147キロを記録しバット2本をへし折る圧巻の投球。時期的なこともあって他の投手も上々の内容を披露した。与田監督は「色々な選手の動きをしっかり見られました。まあ満足することはないですが、1つ1つ確認していく作業をしている。ちょっとずつ選手のことが分かってきたなと思います。(大野雄は)課題としてきたことへの意識が出ている。考えているところが伝わってきた」と語った。

 とはいえ、選手たちには“注文”も。「もっともっと元気を出して欲しいですね。キャンプ3日目なので、若さ溢れる、もっと声を出して欲しいですね」と語った与田監督。4日にも同様の実戦形式が組まれる予定で「メラメラしたものをもっと出してきてほしい。この2試合での(1、2軍の)入れ替えはある。明日あるかもしれないですね」と、早々の“昇降格”の可能性も示していた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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