西武平井、最優秀中継ぎ投手へ自覚「いかに打ちにくい球を投げるか」
第2クール初日、チーム一番乗りで打撃投手35球「1年間安定してパフォーマンスを」
西武・平井克典投手が宮崎・南郷キャンプ第2クール初日となった5日、フリー打撃で打撃投手を務めた。
「一番に投げたかった。ブルペンで、ある程度投げたので、打者に向かって投げる感覚とすり合わせたかった」とチーム一番乗りで打者相手に投球。山野辺、木村の打者2人に対して35球を投じ、ヒット性の打球は6本だった。「バッターに投げてみないと分からないことがたくさんあった。ボールの軌道がよくない。いかに打ちにくいボールを投げるか」と今後を見据えた。
プロ2年目の昨季は救援投手として64試合に登板。3勝1敗21ホールド、防御率3.40だった。6月には不振で一度登録抹消されたが、再登録後はタフな働きでブルペン陣を支えた。
昨年の契約更改の場では「タイトル(最優秀中継ぎ投手)を取りたい」と話しただけに、今年にかける思いは強い。「1年間安定してパフォーマンスを出さないとタイトルは取れない」。自覚たっぷりに話す27歳が今季もフル回転する。
(安藤かなみ / Kanami Ando)