前田健太、6回無失点も2勝目ならず 地元メディアは不安定な救援陣を問題視
1点リードで降板も救援陣が被弾で逆転負け、指揮官は「役割変更するには早過ぎる」
本拠地開幕戦となったダイヤモンドバックス戦で、6回5安打無失点と好投したドジャース前田健太投手。1点リードで勝利投手の権利を持ったまま降板したが、直後に勝利の方程式であるべきバエツ、ハッチャーがそれぞれ被弾して、チームは2-4で逆転負けを喫した。
「LAタイムス」「オレンジカウンティレジスター」「ESPN電子版」など地元メディアは、開幕以来安定しない救援陣に疑問を投げかける論調が目立った。
ただ、ロバーツ監督も試合後の会見で「もちろん何が起きているかは分かっているが、条件反射的に行動を起こしたくない」と話し、しばらく静観する構え。「今は救援陣に自信とチャンスを与えたい。素晴らしいシーズンを送るためには、彼らが必要だ。まだ役割変更するには早過ぎる」と説明した。
ドジャース史上、デビュー戦から2戦連続無失点とした投手は、前田を含めてわずか3人(他2人はカール・スプーナー、石井一久)。期待通りの活躍を見せている前田だが、通訳を介して「前回に比べると、全体的に制球がよくなく球数が多かった。その結果が6回降板。次回は、少ない球数で、2回くらい長く投げられるようにしたい」と話したと、球団公式サイトが伝えている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count