巨人、セ最速の10勝 菅野が燕打線完封、プロ入り初の神宮勝利
神宮未勝利だった菅野は鬼門突破で今季3勝目、打線も18安打8得点
巨人が13日、神宮球場でのヤクルト戦に8-0で勝利し、今季セ・リーグトップとなる10勝に到達。同率首位に並んでいた阪神、広島の試合が雨天中止となったため、単独首位に立った。勝利の立役者は先発のエース・菅野。本拠地の開幕戦に続き、ヤクルト打線を抑え、今季3勝目を完封でマーク。2013年の1年目からポストシーズンを含め、7戦未勝利だった神宮球場で初勝利を挙げた。
巨人は2回。1アウトから6番に入った亀井が左翼へ二塁打を放ち出塁。村田も続いて、二、三塁とチャンスを広げると、ヤクルト先発の館山の暴投で先制。続く小林誠が左前へポトリと落とすヒットで2点目のタイムリーを放った。
リードをもらった菅野は気合の入った投球を見せた。力強いストレートに変化の大きなカーブを巧みに使い、ヤクルト打線を翻弄。リズム良く投球を続け、打っては3回1アウト三塁からセンター前へタイムリー。自らのバットでリードを3点に広げた。5回にはクルーズの本塁打、小林のタイムリーなどで3得点。8回に2点を加えた巨人は9回にも1死二塁の場面で代打・坂本がレフト前にタイムリーをマークした。
リードを広げても、菅野は集中を切らさない。少ない球数でテンポ良く投球。3、4、5、6回と三者凡退に仕留めると、9回は2死満塁のピンチを迎えたが最後まで無失点で封じた。
打線は坂本のスタメン落ちで3番に入った長野が4安打、クルーズ、小林は猛打賞と活気づき、今季最多安打の18安打をマーク。投打ががっちりとかみ合って勝利した。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count