前田健太、精神面にも称賛の声 投手コーチ「彼は冷静さを絶対に失わない」

Dバックス戦では失点危機を乗り切り6回無失点

 ドジャースの前田健太投手が12日(日本時間13日)、今季本拠地初戦となったダイヤモンドバックス戦でメジャー2試合目の登板に臨み、6回を5安打4奪三振無失点で抑える力投を見せた。降板後に救援陣が逆転を許し、2勝目を逃したが、リック・ハニーカット投手コーチは日本人右腕の精神面の強靭さを称賛している。地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」が伝えている。

 デビュー2試合で連続無失点という最高の滑り出しを見せた前田だが、ダイヤモンドバックス戦では何度かピンチに直面した。特に2回は先頭の5番カスティーヨに中前打を浴びると、続くラムには右中間を破られる二塁打で無死二、三塁に。しかし、その後はトーマスを空振り三振、コービンをサードゴロ、アーメドをショートゴロに打ち取り難を逃れた。

 記事は、窮地に陥った同場面で前田の「競争心が表出された」とレポート。ハニーカット投手コーチが「彼は冷静さを絶対に失わない。彼がトラブルに直面した時こそ、最高の彼を見ることになると思う。彼がどんなに負けず嫌いな男なのか、必要な時に相手を抑え込むことができるのか示している」と称賛したことも伝えている。

 制球力や多彩な球種、投球術に加え、パドレスとのデビュー戦では本塁打を放つなど打撃面も評価されている前田だが、その内に秘めた静かな闘志も高く評価されている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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