快勝広島、緒方監督と新井が発した同じ言葉 新井2000本は「5本ぐらいから」
投打かみ合い大勝、新井2000安打迫るも「実感ない」
広島は14日、マツダスタジアムで行われた中日戦に10-1で大勝した。先発のジョンソンが7回1失点の好投で2勝目を挙げ、打線も2本塁打を含む11安打10得点の快勝に、試合後は緒方監督と新井の2人から同じ言葉が飛び出した。
「ナイスゲームです。それだけです」。2安打を放ち、通算2000安打まであと9本とした新井は、自らの記録については「まだ実感がないです。あと5本ぐらいになってからかな」と、報道陣の質問をかわした。
3回に先制を許したが、その裏すぐに丸の2ランで逆転した。緒方監督は「ジョンソンにとっても大きかった」と上機嫌で話し、「そのあともしっかりつながりのある攻撃ができた。こちらのペースで試合ができた」と、4、5回の2イニングで7点を奪った打線を評価した。
1番から6番までが全員安打を放ち、菊池が3安打、丸も2安打と、打つべく人が打っての勝利だった。新井は「今は打線になっている。チームの雰囲気もいい」と笑顔を見せた。
「ここのところ、ずっといい攻撃が続いている」と話した緒方監督も、最後は「ナイスゲーム。それしかないね」と力強い口調で、会見を締めくくった。
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大久保泰伸●文 text by Yasunobu Okubo