ジーター、今季は積極的に球場へ顔出す? 育成に手応え「もっと現れるかも」

マーリンズのCEOを務めるデレク・ジーター氏【写真:Getty Images】
マーリンズのCEOを務めるデレク・ジーター氏【写真:Getty Images】

マーリンズの最高経営責任者(CEO)をつとめている元ヤンキースのデレク・ジーター

 マーリンズの最高経営責任者(CEO)をつとめている元ヤンキースのデレク・ジーター氏。昨季は63勝98敗でナ・リーグ東地区最下位、観客動員もホーム81試合で81万1104人とMLB30球団の最下位に沈んだが少しづつだが再建への手応えを掴んでいるようだ。

 就任した17年オフに主力を軒並み放出する「ファイアーセール」を断行するなど、これまで様々な批判を受けたジーター氏。昨季はチームが低迷したが2019年シーズンは少し違うようだ。MLB公式サイトは「ジーターが将来に期待し、2019年にもっと姿を現す」と見出しを付け、ジーター氏が再建への手応えを語っている様子を伝えている。

 昨年までのチームについてジーター氏は「昨年は学びの経験だった」と選手、球団関係者と距離をとりながら観察していたことを明かし「ここであらゆることに携わっているが、今後はクラブハウスにもっと現れるかもしれない。選手育成スタッフを大きく信頼している。多くの良い人材を獲得した。選手たちを育成するのが我々の仕事だ」と、今まで以上に公の場に出ていくことを明言している。

 記事では今オフでマーリンズが獲得した最大のFA選手はニール・ウォーカー内野手と、スプリングトレーニングの招待付きでマイナー契約をしたカーティス・グランダーソン外野手としており、依然としてチームの焦点が育成であることを言及。

「我々のファンベースがマイナーの選手たちに注目し始めていると思う。だから、彼らがメジャーに昇格した時、彼らは無名ではなくなる。我々がしたことに満足している。すぐに再建しなければならない。いくつかの決断が支持されなかったことは分かっているが、そうした決断は必要だった」

 直近ではオールスターにも出場した正捕手のJT・リアルミュートを1対3のトレードでフィリーズに放出。記事では「リアルミュートは2017年の中心選手の最後1人だった」と、ジーター氏が経営に関わる前の“生き残り”がいなくなったことも伝えている。

 それでも再建途中のチームには徐々に手応えを得ているようで「試合に勝つためにプレーしている。毎日そうだ。毎日ここに来て、試合をして、勝つチャンスがある。球団全体にそうした心構えを持ってほしい。それが我々が植え付けようとしている、マイナーで築こうとしている心構えであり、マイアミにもそれを持ち込みたい」と語っている。

(Full-Count編集部)

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