川崎宗則、代打に備えただけで「カワサキコール」 「ファンは求めている」
ネクストバッターズサークルに立っただけで…実況も「ファンはムネノリを求めている」
カブスは14日(日本時間15日)、本拠地リグレー・フィールドでのレッズ戦に8-1で快勝した。川崎宗則内野手は8回、代打での出場に向けて準備していたが、前の打者が凡退したため打席には立てず。しかし、川崎がネクストバッターズサークルに登場しただけで場内から「カワサキコール」が沸き起こるなど、すでに新天地での人気は絶大な様子だ。
この試合の前まで7勝1敗と絶好調のカブスは、5回までに3点を奪取。さらに、8回に集中打で5点を奪い、8-0とリードを広げた。なおも2死二塁の好機で勝負強いゾブリストが打席へ。球場のムードは最高潮に達していたが、ファンの注目はネクストバッターズサークルに登場した人気者に向けられていた。
ゾブリストの打席の途中から、自然と「カワサキコール」が沸き起こる。試合を中継していた地元テレビ局の実況はその声に気付き、「ファンはムネノリの打席を求めています。ゾブリストは期待に応えて、川崎を打席へ立たせようとしています」とレポート。しかし、最後は空振り三振に倒れてしまい、スタンドからも大きなため息が漏れた。
新天地シカゴで早くもファンの心をガッチリと掴んでいる川崎。下馬評通りの圧倒的な強さに注目が集まっているカブスだが、その中でも川崎の存在感は際立っている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count