中日松坂の負傷、米国でも報道 ファンとの接触で離脱に「異様な怪我」

中日・松坂大輔【写真:荒川祐史】
中日・松坂大輔【写真:荒川祐史】

元メジャー右腕のまさかの形での負傷に「今回の様なケースはない」

 中日の松坂大輔投手がファンと接触した際に右腕を引かれ、その後、右肩に違和感を訴えた。中日は12日、松坂が沖縄県内の病院で検査を受けた結果、右肩に炎症が見つかったと発表。炎症が治まるまでしばらくの間、ノースロー調整を続ける予定となったが、このニュースは米国でも報じられており、「異様な怪我」と伝えられている。

 レッドソックスをはじめ、米国でも8シーズンに渡ってプレーした松坂の“まさか”の形での負傷。AP通信は「春季キャンプ中にマツザカが異様な怪我を負った」とのタイトルで報じた。

 記事では「メジャーリーグと日本でのキャリアを送る中で、ダイスケ・マツザカは数多くの腕の怪我と付き合ってきた。しかし、今回の様なケースはない」と指摘。メジャー時代には怪我に泣かされることも多かった松坂だが、ファンとの接触で離脱するという経験はもちろんなかった。

「沖縄で行われている春季キャンプのファンイベント中に、過度に熱心なファンがマツザカの右腕を引っ張り、彼は右肩に痛み(実際には違和感)を覚えていると、中日ドラゴンズは発表した。マツザカはその出来事により、右肩の炎症との診断を受けた。そして、彼は当面は投球しないようにと、中日ドラゴンズから言い渡された」

 AP通信はこのように経緯を伝えた上で、松坂がソフトバンク復帰1年目(2015年)に手術を受けたこと、高校時代には甲子園で多くの球数を投げたことにも言及している。

 信じられない形での負傷離脱。その波紋は米国にも広がっている。

(Full-Count編集部=AP)

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