ホークス内川、夜中の相次ぐ地震で「寝てない」 16日の試合も中止に
故郷の大分も新たな震源となり「心配」
16日にヤフオクドームで行われる予定だったソフトバンク-楽天戦は、地震の影響を受けて中止となった。振替試合日は未定。
九州では、16日午前1時25分ごろ、熊本地方を震源とする大規模な地震が発生。その後も明け方まで余震が相次ぎ、福岡でも西鉄大牟田線をはじめとする交通機関が朝から運転見合わせとなっていた。
「試合中のお客様の安全確保を考慮したうえでの決定。交通機関は徐々に運行されるようになっているが、また地震があればいつ止まるかわからない。予報されている夜からの雨も含めて、お客様の帰りの足のことも考慮した」と球団広報担当。
内川聖一は、相次いだ地震に「寝てないです」とひと言。故郷の大分が新たな震源となったことにも「心配ですね」と言葉少なに語った。「ボクたちにできることは限られている。その限られた中で何ができるかだと思います」と、16日の試合前に選手会長の長谷川勇也やイーグルスの選手とともに募金の呼びかけを行う予定だったが、その募金活動も中止となった。
なお、明日17日の同カードの開催については今後の地震の状況や交通機関への影響を見ながら、16日夜から17日朝にかけて判断される予定。
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藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura