技巧派右腕フィスターが引退 オファーあるも「家族と過ごす選択をした」
モロシ記者「いくつかのメジャー契約オファーがあった」も家族を優先
米メディア「NBCスポーツ」は13日(日本時間14日)、レンジャーズからFAとなっていたダグ・フィスター投手が引退すると報じた。MLB公式サイトのジョン・モロシ記者の第一報をもとに伝えている。
記事内ではオドル氏のコメントを紹介。「彼はここ数か月熟考していた。主な理由は彼が人生の新たな章に突入したがっていることだ。これは100%家族に突き動かされたものだ。彼は父であり夫であることにとてもわくわくしている。彼はとても家庭的な男なんだ」。家族との時間を大切にするため、ユニホームを脱ぐ決断を下したようだ。
現在35歳のフィスターはマリナーズ、タイガーズ、ナショナルズ、アストロズ、レッドソックスと渡り歩き、メジャーで10シーズンを過ごした。通算成績は83勝92敗、防御率3.72。ナショナルズ時代の2014年には16勝6敗、防御率2.41でサイヤング賞投票8位に入っている。
メジャー通算での奪三振率は「6.1」と三振を奪う投球スタイルではなかったが、自慢のカーブとコントロールでゴロの山を築いた。しかし、最近は腰や右膝の相次ぐ故障で思うように登板することができなくなっていた。記事では、モロシ記者のレポートをもとに「フィスターにはいくつかのメジャー契約オファーがあり、彼が望めばさらなるシーズンを投げることもできたが、当然のように家族とともに過ごす選択をした」と言及。好投手の決断を尊重している。
(Full-Count編集部)