ロッテ井口監督、3安打2打点のドラ1藤原に舌巻く「そういう星の下に生まれてる」
「タイムリー2本というのに、彼の価値はある」
ロッテのドラフト1位藤原恭大外野手が14日、プロ初安打を含む3安打の猛打ショーを見せた。沖縄・北谷公園野球場で行われた中日との練習試合。「1番・中堅」でスタメン出場しプロ初安打、初タイムリー、初長打を立て続けに放った。
初回の1打席目は空振り三振に倒れた藤原。3回の第2打席で、昨秋に侍ジャパンメンバーに選ばれた中日先発の笠原から一、二塁間を破る右前安打を放ち“プロ初安打”をマーク。4回2死一、二塁での第3打席で中前適時打。さらに、8回2死二塁の第5打席では右翼線への適時二塁打。5打数3安打2打点の大活躍で中日ファンからも喝采を受けた。
ドラ1ルーキーの活躍には、井口資仁監督も目尻を下げた。試合後、指揮官は「タイムリー2本を含め、いいヒットだった、キャンプでやってきた通りに打席で振れていた。心配してなかったけど、本人はホッとしているんじゃないかな」と語り、まずは藤原の実戦19打席目で飛び出した“初安打”を喜んだ。
そして、井口監督が高く評価したのは、2本のタイムリー。NPB球団との初の対外試合で勝負強さをいきなり発揮したルーキーに「ヒットもそうだけど、タイムリー2本というのに彼の価値がある。非常にいいものを見せてくれていたと思います。ああいうところで打てる選手。そういう星の下に生まれている」とまで語り、舌を巻いていた。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)