前田健太、7回4安打1失点、毎回の7Kと好投　2勝目の権利持って降板

ジャイアンツ戦に登板、15イニング目にメジャー初失点も1失点の力投

　ドジャースの前田健太投手が17日（日本時間18日）の本拠地ジャイアンツ戦に先発し、7回4安打7奪三振1失点と好投を見せ、2勝目の権利を持って降板した。3回にパニックにライトポール際へソロ弾を被弾し、3試合目にしてメジャー初失点を喫したものの、以降は得点を許さずに7回まで投げ切った。前田はこれで開幕から3試合連続でクオリティースタート（QS、6回以上を自責3以内）となった。

　尻上がりに調子を上げた。初回、前田は先頭のスパンを空振り三振に仕留めたものの、パニックに四球、2死後にペンスにも四球を与えて2死一、二塁に。しかし、ここはベルトをセンターフライに打ち取る。

　2回は3者凡退に抑えたものの、3回2死走者なしでパニックにライトポール際にソロ弾を被弾。前田はメジャー15イニング目で初の失点となった。

　4回もペンスの内野安打、ベルトの中前打で無死一、二塁とピンチを招いたが、ここでダフィーをショート併殺に仕留める。さらにクロフォードを敬遠で2死一、三塁とすると、サマージャを空振り三振に仕留めて追加点を許さない。

　5回はパガンを空振り三振、スパンをセンターフライ、パニックをショートゴロに仕留めて3者凡退に。すると、ここまで相手先発のサマージャに無得点に封じられていたドジャース打線がようやく前田を援護。ピーダーソンが2死一塁でライトへ2ランを放ち、逆転に成功する。

　リードを受けた前田は6回も3者凡退に切って取ると、7回はクロフォードの左前打で1死一塁とされるも、サマージャの送りバントに素早く反応。好守を見せて併殺に仕留めた。

　98球となった前田はこの回限りで降板。ドジャースはその裏に1点を加点し、リードを2点に広げた。

　前田は7回まで毎回の7奪三振、1失点の好投。防御率は0.47となっている。

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フルカウント編集部●文　text by Full-Count