イチローの同点打が最優秀プレーに 「未来の殿堂入り選手が際立った活躍」
2900安打&500盗塁も目前、「記録した選手は重要な名前しかメジャーに存在しない」
マーリンズのイチロー外野手が、17日(日本時間18日)の本拠地ブレーブス戦で貴重な同点打を含む2打数2安打1四球1打点1得点1盗塁と活躍した。マーリンズは延長10回に勝ち越されて5-6と競り負けたが、イチローは9回2死二塁、2ストライクとあと1球で試合終了のピンチにレフト前タイムリー。今季4本目のヒットは、地元テレビ局の「プレー・オブ・ザ・ゲーム」に選出されている。
「FOXスポーツ・フロリダ」ではブレーブス戦後の特集でイチローの同点打にスポットライトを当てている。
「イチローは6回に登場。2安打1四球など、未来の殿堂入り選手が途中出場で際立った活躍を見せました」
こう絶賛した上で、6回のセンター前ヒットに加え、メジャー通算499個目となった直後の今季初盗塁もリプレーで紹介。解説者は「あれだけのヒットと500盗塁を記録した選手は、重要な名前しかメジャーに存在しません。カッブ、ボンズといったところです。そこに彼の名前は加わるのです」としみじみと語った。
メジャー16年目のシーズンを迎えたレジェンドは現在、メジャー通算2939安打、499盗塁。あと1盗塁で達成となる「2900本安打、500盗塁」は、過去にタイ・カッブ、ホーナス・ワグナー、ポール・モリター、エディ・コリンズ、リッキー・ヘンダーソン、ルー・ブロック、バリー・ボンズの7選手しか達成していない。今季からマーリンズの打撃コーチに就任したボンズ、「球聖」と呼ばれたカッブなど、メジャー史に名を残す偉人のリストにイチローが加わると解説者は強調している。
そして、9回に一時同点に追いついたレフト前へのタイムリーヒットは、この日の最優秀プレーに選出。出場機会は変則的だが、イチローは序盤戦のマーリンズで強烈な輝きを放ち始めた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count