初勝利の田中将大、米メディアは球速アップに着目「田中の速球が跳ね上がる」
米紙が過去2戦との「明確な違い」に言及、「今季最高の登板」
今季3試合目の登板で初白星を手にしたヤンキースの田中将大投手について、地元メディアが好投の裏に球速アップがあったと分析している。地元紙「ジャーナル・ニュース」が「田中の速球が跳ね上がり、今季最高の先発登板に」との見出しで特集している。
元チームメイトの岩隈久志投手との投げ合いとなった17日(日本時間18日)の本拠地マリナーズ戦。田中は今季最長の7回を投げて6安打3失点(自責2)、6奪三振無四球と力投を見せ、今季初のクオリティースタート(QS、6回以上を自責3位内)を達成した。
地元紙はこの一戦で田中がこれまでと違う姿を見せたとレポート。「今季最高の試合になるべきだった。ジャケットを家に置いてこれるほど暖かかった。雲もまばらだった。田中はすでに2試合先発していたが、明確な違いがあった。乱調なスプリングトレーニングとそこそこな2試合の後、田中の速球はこの午後、球速は94マイル(約151キロ)を記録した。そして、彼のえげつないスプリットは13回の空振りを奪った」と伝えた。
この日のヤンキースタジアムの気温は18度まで上昇。開幕後も凍てつく寒さに支配されていたニューヨークがようやく春の暖かさが訪れた。そんな中、田中のファストボールの球速が増したことに地元メディアは着目。田中も「間違いなく天気も少し影響している。でも、シーズンが開幕してから数週間経った。段々力も入るようになっている。それは前向きなことだと思います」と語ったという。