広島新井V打、バンデン12連勝&SB7連勝で首位、オリ小谷野2発…19日プロ野球
柳田が王氏に並ぶ日本タイ記録、日ハム近藤が決勝弾
プロ野球は19日、熊本で予定されていた巨人-中日戦が中止となり、セ2試合、パ3試合が行われた。パはすべて1点差ゲームとなった。
日本ハム-西武は吉川、岸が先発。日本ハムは岸の立ち上がりを攻めた。近藤が右越え本塁打を放ち先制した。その後、両投手の投げ合いとなったが、日本ハム投手陣が1点のリードを守り切った。吉川は7回3安打無失点の好投で3勝目を挙げた。
ソフトバンクはロッテを2-1で下した。バンデンハークが7回1失点で3勝目。来日から無傷の12連勝となった。柳田が8回に勝ち越しの押し出し四球を選んだ。この四球で18試合連続四球となり、王貞治氏のプロ野球記録に並んだ。ソフトバンクは7連勝で首位に立った。
オリックス-楽天も1点差ゲーム。延長11回の末、3-2でオリックスが勝利した。小谷野の2本塁打が光った。0-2の7回に左中間席へ追撃のソロを放ち、8回には糸井の投手強襲安打で同点。延長に入り、またも小谷野がレフトスタンドへ2号ソロで勝ち越した。
セ・リーグは阪神が8回に一挙4点を奪う攻撃でヤクルトに8-4で勝利。先発の藤浪が4連勝を目指したが乱調で5回4失点で降板。しかし、2番手以降の榎田ら救援陣が踏ん張ると、8回に鳥谷、福留らのタイムリーなどで4得点。ドリスが来日初登板を果たし、試合を締めた。
DeNA-広島は延長12回を戦い、広島が6-4で勝利。今季初めて4番に入った広島・新井が1アウト満塁から右前へ2点タイムリーを放ち、勝ち越しに成功。2000本安打まであと7本とするヒットは貴重な一打となった。またルナの登録抹消で三塁のスタメンに入った堂林が2年ぶりの本塁打を放ち、主砲の穴を埋めた。
【セ・リーグ】
◇DeNA 4-6 広島(横浜)
勝 中田(1勝1敗)
敗 ぺトリック(0勝1敗)
S 中崎(6セーブ)
HR【広】堂林1号、エルドレッド4号
◇阪神 8-4 ヤクルト(甲子園)
勝 高橋(2勝0敗)
敗 ペレス(0勝1敗)
【パ・リーグ】
◇日本ハム 1-0 西武(札幌ドーム)
勝 吉川(3勝1敗)
敗 岸(2勝2敗)
S 増井(4セーブ)
HR【日】近藤1号
◇楽天 2-3 オリックス(東京ドーム)
勝 塚原(1勝0敗)
敗 戸村(0勝3敗)
S 吉田一(1セーブ)
HR【オ】小谷野1号、2号
◇ロッテ 1-2 ソフトバンク(QVCマリン)
勝 バンデンハーク(3勝0敗)
敗 石川(1勝1敗)
S サファテ(5セーブ)
HR【ソ】高谷2号、【ロ】デスパイネ4号
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count