楽天ブリガム、イースタンで6回1失点の好投 「すべてが良かった」
2軍降格後に修正で制球力アップ、家族の存在も「力になっている」
楽天のジェイク・ブリガム投手が22日、イースタン・日本ハム戦に2番手で登板し、6イニングを3安打1失点と好投した。
先発のリズが初回に5失点、2回にも1点を失い、序盤から大量リードを許した。そんな重い空気をブリガムが吹き飛ばした。
「先発と同じ感じで入れた」と3回からの登板も問題なく、2者連続の空振り三振、そしてバットをへし折るセカンドフライでスタート。4回こそ2死から連続二塁打で1点を失ったが、5回から3イニングを無安打。8回に1安打を許したものの、「すべてが良かった」と本人も納得のピッチングを披露した。
14日のロッテ戦に先発し、4回まで無失点と好投したものの、7回7失点で降板した。「1軍では外のボールのコントロールができていなかった」とブリガム。2軍降格後、セットポジションの時に下半身をやや一塁側にオープンにしたことで制球が安定。「今日は特にストレートのコントロールが良かった。下(2軍)に来てから気にしていたところなので良かったです」とご満悦だった。
球数は72球。キャンプで怪我をして以降、3回目の70球超えで「スタミナもついてきた」と手応えもつかんだ。
この日は妻・テイラーさんが2才の愛娘ステラちゃんを連れて応援に。「パパ?」の可愛い声援が球場に響いた。ブリガムは「家族に来てもらって力になる。可愛くて楽しいし、力になっているよ」と笑顔だった。
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高橋昌江●文 text by Masae Takahashi