ダルビッシュが「大穴」 来オフのレンジャーズの補強候補と地元記者が予想

カブスのダルビッシュ有【写真:田口有史】
カブスのダルビッシュ有【写真:田口有史】

地元紙記者が予想「大穴候補:ダルビッシュがオプトアウトしたら?」

 わずか1勝(3敗)に終わった昨季からの復活を目指し、スプリングトレーニングで順調に調整を行っているカブスのダルビッシュ有投手。かつてエースとして活躍したレンジャーズが本拠地を置くテキサスでは、今も人気を誇る。地元メディアの記者は、2020年の新球場オープンに向けて来オフに大型補強を敢行する可能性があるレンジャーズにとって、ダルビッシュが「大穴候補」になると予想している。

 地元紙「ダラス・モーニング・ニュース」は、読者の質問に記者が答える形での記事を掲載。「レンジャーズが次に大きく動くのはいつだと思いますか? レンジャーズは2020年に新スタジアムを開業する時に、どのようにファンたちを楽しませてくれるのでしょうか?」という問いにレンジャーズ番のエバン・グラント記者が回答している。

 同記者はまず「ノーラン・アレナドのコロラドとの契約延長交渉がどうなるか次第だと思います。もし契約延長に至らなかったら、来年レンジャーズは彼の獲得を目指すと思います」と分析。打撃、守備ともに圧倒的な力を誇るメジャーNO1三塁手のアレナドは、今季限りで契約満了となる。その前にロッキーズと契約を延長しなければ、FA市場で大争奪戦となることは確実だ。

「しかし、彼がFAになったとしても、獲得は簡単ではないでしょう。彼に興味を示す球団は、ブライス・ハーパーやマニー・マチャドよりもずっと多いでしょう」

 グラント記者はこのように指摘。今オフ最注目だったハーパーとマチャドの2人よりも「ずっと多く」の球団がアレナドの獲得に動くというのだ。新球場オープンの目玉としてスター選手を獲得したいレンジャーズは、その争奪戦に参戦することになるという。

 一方で、もしアレナドがシーズン終了までにロッキーズと契約を延長した場合は「(アストロズの)ゲリット・コールが有力候補となるでしょう」と予想。そして、ここで「大穴候補」として名前が挙がったのが、コールと同じ先発右腕のダルビッシュだ。グラント記者は「大穴候補:ユウ・ダルビッシュがシカゴからオプトアウトするとしたら?」という一言を付け加えている。

 加入2年目の2013年にはサイ・ヤング賞投票で2位に入るなど、レンジャーズで活躍したダルビッシュ。メジャーデビューからの三振記録を次々と塗り替え、打者を圧倒する投球でテキサスのファンを熱狂させた。カブスとは昨年から6年契約を結んでいるが、2年終了時点で契約を破棄してFAとなれる「オプトアウト」の権利を持っている。昨シーズンはカブスファンの期待を裏切ってしまったダルビッシュだが、今季完全復活を遂げれば、オプトアウトという選択を取る可能性も十分にある。その場合、新球場オープンへの補強の目玉としてダルビッシュを復帰させてはどうかというのだ。

 現在でもテキサスで人気を誇るだけに、再びレンジャーズのユニホームを着ることになれば、盛り上がることは確実。ダルビッシュが復帰することをファンは待ち望んでいるかもしれない。

(Full-Count編集部)

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