菊池雄星が牧田和久と米初対面 OP戦前に談笑「なかなか実現できず…」
この日は軽い調整、26日レッズ戦でオープン戦初登板
マリナーズ菊池雄星投手は23日(日本時間24日)、米アリゾナ州ピオリアの球団施設でキャッチボールやランニングなど、約1時間半の軽めの調整を行った。
前日22日(同23日)に2度目のライブBPを行い、延べ7人の打者と対峙した。合計25球で安打性の当たりはゼロ。10スイングのうち3つの空振りを奪い、打球が前に飛んだのはゴードンの内野ゴロのみだった。25日(同26日)レッズ戦でのオープン戦デビューが決まった左腕は、この日は他の投手たちと一緒に外野の両ポール間を走り込んで下半身強化に取り組んだ。
全体練習後に行う通訳を座らせてのキャッチボールは、連日恒例となった。「全体的なチェックをしています」と語る菊池は、「日に日に軌道とかボールの感覚とかも、すごく良くなっている感じがする。順調にきているのかな、という風に思います」と手応えを掴んでいる様子だった。
チームはこの日、キャンプ地が隣接するパドレスとオープン戦初戦を戦った。試合前には西武時代の先輩、パドレス傘下の牧田和久投手と談笑。「少し挨拶をして。会いましょう、ご飯に行きましょう、と言っていたんですけど、なかなか実現できず。初めて会いました」と、束の間の再会を喜んだ。
メジャーキャンプに招待選手として参加している牧田は、19日(同20日)に腰周辺の違和感を訴えて全体練習を外れた。菊池が状態を尋ねると「平気だよって言っていた。(僕に)怪我しないように頑張ってと話をされて」と、先輩から気遣われたことも明かした。
オープン戦ではベテラン右腕フェリックス・ヘルナンデスが先発。菊池は3回までベンチから見学した。試合は4-6でマリナーズが敗れた。
(木崎英夫 / Hideo Kizaki)