ヤンキース、ヒックスと7年総額78億円で契約延長 “世界最速”170キロの強肩中堅手
19年オフFAを前に大型契約…FA市場停滞を懸念か?
ヤンキースのアーロン・ヒックス外野手が7年総額7000万ドル(約77億5000万円)で契約を延長した。ヤンキース専門局「YESネットワーク」でレポーターを務めるジャック・カリー氏ら米複数メディアが報じている。
29歳のヒックスは昨季137試合出場し、打率.248、27本塁打、79打点、11盗塁をマーク。16年には左翼からの送球で105.5マイル(約169.7キロ)を記録した強肩の持ち主だ。今季も正中堅手と期待され、2019年シーズン後にFAになる見込みだった。
地元紙「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマン記者は契約の詳細を自身のツイッターで伝えた。2019年は600万ドル(約6億6500万円)、2020~2023年は1050万ドル(約11億6300万円)、2024~2025年は950万ドル(約10億5200万円)。2026年は球団側が選択権を行使した場合、1250万ドル(約13億8500万円)。破棄した場合はヤンキースがヒックスに100万ドル(約1億1000万円)を支払う。
チームでは2月中旬に昨季チーム最多19勝を挙げたエース右腕、ルイス・セベリーノが年俸調停を回避し、4年総額4000万ドル(約44億円)で契約延長したばかり。ナショナルズからFAとなっているブライス・ハーパー外野手、レッドソックスからFAとなっているクレイグ・キンブレル投手ら大物FA選手の去就が決まらないなど2年連続でFA市場が停滞している影響が、FA前の大型契約につながっているのかもしれない。
(Full-Count編集部)