パドレス戦に先発したメッツ・松坂が、腹痛のため緊急降板
1回を投げ終えたところで降板となった松坂
メッツの松坂大輔投手(33)がニューヨークでのパドレス戦に先発したが、1回17球を投げたところで緊急降板した。球団発表によると、激しい腹痛のためだという。
松坂は1回、先頭のウィル・ベナブルに四球を与えた。続くエバース・カブレラは送りバント。1塁走者のベネブルは3塁を狙ったが、これは暴走となりタッチアウト。ピンチを防いだ。続き3番のセス・スミスにも四球を与えたところで、メッツのコリンズ監督らが松坂の曇っていく表情に気がつき、トレーナーと通訳とマウンドへ向かった。
ここでは交代せず、松坂は4番のチェイス・ヘドリーを一塁ゴロにとって無失点で抑えたが、ベンチに戻るまでの足取りは非常に重く、症状の重さをうかがわせた。メッツのブルペンは慌てて準備し、2回からは右腕のカルロス・トーレスが登板した。
松坂は前回10日のブルワーズ戦で先発した試合では、6回に右太もも上部に打球が直撃するアクシデントに見舞われたが、ナ・リーグ中地区の首位チームを相手に6回3安打1失点、5奪三振で3勝目をマーク。先発ローテション定着に大きく前進していた。メッツはローテーション投手がけがと不調で不足している。
松坂の今回の降板は筋肉などのメカニックな負傷ではないため、長期離脱にはならない模様だが、一日でも早い復帰を願いたい。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count