ロッテ石川、7回1失点 西武に自身6連勝、強い理由は…「分かんないス」
14年9月から西武戦は負けなし6連勝も…「調子はすごく悪かった」
百獣の王も、ロッテ・石川の前にはしっぽを巻くしかない。西武球場での4回戦で、西武打線を7回まで6安打1失点に封じ、2014年9月10日から西武戦負けなしの6連勝で今季2勝目をマークした。
2回先頭の坂田に右翼線二塁打を許し、1死三塁から浅村に適時打を浴びたが、3回以降はカーブ、シンカーと緩急をうまく使い、特に6回は栗山を三ゴロ、24日の楽天戦で3打席連続アーチの7打点と脅威の活躍を見せたメヒアを得意のシンカーで空振り三振、坂田を二ゴロとクリーンアップを三者凡退に軽く打ち取った。
もっとも、石川自身は、ヒーローインタビューで「調子はすごく悪かった。田村がいいリードをしてくれた。粘れたのはいいが、次はしっかり投げたい。コントロールを意識して投げた」。西武に強い秘密を聞かれても「僕もわかんないス」とすげなかった。
9回は2試合連続でセーブ機会で失敗していた守護神西野が無失点で締め、今季7セーブ目。「チームも凄くいい状態だし、少しでも貯金を殖やすよう頑張りたい」。エースが胸を張って宣言した。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count