ロッテ涌井、初対外試合は初回8球で2失点も…「自分の中で全く心配ない」理由

オリックス戦で対外試合初登したロッテ・涌井秀章【写真:岩国誠】
オリックス戦で対外試合初登したロッテ・涌井秀章【写真:岩国誠】

オリックス戦に登板し2回2失点「この時期はまだ打たれてもいい時期」

 ロッテの涌井秀章投手が26日、「球春みやざきベースボールゲームズ」の対オリックス戦で対外試合初登板。初回に3連打でいきなり2点を失うものの、その後は後続を断ち、2回34球、被安打4、2失点。ストレートの最速は144キロを計測した。

「例年より1週間くらい早い試合登板」(涌井)。ベテラン右腕は「試合勘を取り戻す」ことを目的にマウンドに上がった。初回、先頭打者・福田に139キロのストレートをライト前に運ばれ出塁を許すと、続く2番・西浦の初球。オリックスベンチが仕掛けてきたエンドランを決められ、涌井はわずか6球で失点。続く3番・メセネスにも適時打を許し、計8球で2点を献上した。

 オリックスが今季掲げる「超攻撃的」野球に足元をすくわれた形となったが、「この時期はまだ打たれてもいい時期」と気にするそぶりもない。むしろ「打たれた後、ちょっと良くなったりとかあったし、(打たれることで)課題や自分が(開幕までに)やりたいことが見つかったりとか、そういうところもある」と前向きに捉えており、「全く自分の中では心配はない」と少しも慌てる様子はない。

 次回は鎌ヶ谷スタジアムで行われる日本ハム戦での登板を予定しているという涌井。「帰っていろいろやりたいこともある。(シーズン)最初の登板に向けて、徐々に状態を上げていければいいと思います」。プロ15年目のベテランが見据えているのは、あくまで公式戦。シーズン開幕へ向け、やるべきことをこの後も着実にこなしていく。

(岩国誠 / Makoto Iwakuni)

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