アレナドがロッキーズと8年総額290億円で契約延長へ 年平均36億円は野手史上最高額
MLB最高の三塁手が契約延長、総額ではメジャー史上4番目の高額契約
メジャー屈指の三塁手、ノーラン・アレナドがロッキーズと8年総額2億6000万ドル(約287億5000万円)で契約延長に合意に達したと米複数メディアが報じた。年平均3250万ドル(約36億円)は野手史上最高額となる。2021年シーズン終了後には契約を破棄してFAとなれる「オプトアウト」の権利も含まれている。
アレナドは打撃、守備ともにメジャー屈指のレベルを誇る三塁手。過去3度の本塁打王、2度の打点王に輝いており、昨季まで4年連続でシルバースラッガー賞を受賞。また、圧倒的な強肩を誇り、デビューから6年連続ゴールドグラブ賞という偉業も達成している。
これまで野手での史上最高契約総額は、ヤンキースのジャンカルロ・スタントン外野手が2014年オフに当時所属していたマーリンズと結んだ13年総額3億2500万ドル(約360億円)。これには及ばなかったものの、年平均ではミゲル・カブレラ内野手(タイガース)の3100万ドル(約34億2700万円)を上回って史上最高額に。投手も含めると、ザック・グリンキー(ダイヤモンドバックス)の3440万ドル(約38億円)が年平均の史上最高額で、アレナドの契約はこれに次ぐ額となる。
また、総額2億6000万ドルもスタントンの13年総額3億2500万ドル、マニー・マチャド(パドレス)の3億ドル(約332億円)、アレックス・ロドリゲスとヤンキースの10年総額2億7500万ドル(約304億円)に次いで史上4番目の高額契約になる。アレナドは契約を延長しなければ今季終了後にFAとなる予定だったため、ヤンキースなどが獲得に動いて大争奪戦になると予想されていた。
(Full-Count編集部)