イチロー、156キロ剛球打ち! OP戦2本目ヒット 4回には今季初守備機会も
2回の第1打席で中前打「振りにいかないと振れないから」
マリナーズのイチロー外野手が1日(日本時間2日)、本拠地でのブルワーズ戦に「7番・右翼」でスタメン出場した。打席では、2回の第1打席にセンター前にオープン戦2本目のヒットを運ぶと、後続のタイムリー二塁打で3点目のホーム。守っては、4回1死一塁の場面でフライをさばき、今春初の守備機会が生まれた。
2月22日(同23日)アスレチックス戦以来、8打席ぶりとなるヒットが生まれた。2回、先頭のサンタナがソロ弾を放ち、2点リードに広げた直後、打席に立ったイチローは初球97マイル(約156キロ)からバットを振った。「振りにいかないと振れないから。知らないピッチャーだしね」と積極的姿勢。捉えた打球はセンター前に抜けるヒットとなり、続くベッカムの安打で二塁へ進むと、ロバトンの右二塁打で一気にホームを陥れた。
オープン戦初の守備機会もやってきた。4回1死一塁の場面で、ブルワーズの3番ペレスの打球が右翼を目指した。イチローはこれを難なく捌いてアウト。オープン戦出場5戦目でようやく飛んできた打球だが、この間に実戦感覚は着実に養われており「リズムもありますからね。そりゃそうですよ。(打球が)来ないからといって、何もないということはないです」と話した。
3回の第2打席は投ゴロ、5回の第3打席は空振り三振で、この日は3打数1安打1得点。6回の守備からベンチへ退いた。これでオープン戦は11打数2安打2打点1得点で打率.182。
翌日2日(同3日)に行われる敵地ロイヤルズ戦のメンバーに入ったイチロー。先発予定の菊池雄星投手と“初共演”する可能性もありそうだ。
(木崎英夫 / Hideo Kizaki)