米ジャイアンツCEOベアー氏が公衆面前で夫婦喧嘩「不適切な行動は2度としない」
広場で夫人を揉み合いの末に倒す…MLBは調査を明言
ブライス・ハーパー争奪戦に敗れた米ジャイアンツが、思わぬ形で注目を浴びている。ジャイアンツのラリー・ベアーCEOが1日(日本時間2日)、地元サンフランシスコの街中で夫婦喧嘩の末に夫人を突き倒した映像が米ゴシップサイト「TMZスポーツ」で公開され、球団を通じて謝罪声明を発表した。
動画には、広場に置かれた椅子に腰掛けていたベアー氏が、隣に座っていたパム夫人と口論する姿が映し出されている。ベアー氏は夫人が手に持つ携帯電話を取り上げようと立ち上がると揉み合いになり、バランスを崩した夫人が椅子ごと地面に倒れ込む形に。地元紙「サンフランシスコ・クロニクル」でも、この“事件”を伝えており、同紙の取材に対してベアー氏は「公衆の面前で、私と妻は家庭の問題を巡って残念ながら口論になってしまった。妻は足を怪我していたため、口論の結果として椅子から転げ落ちてしまった。問題は解決済みで、携帯電話を巡る小競り合いだった。ご覧の通り、お恥ずかしい限りだ」とコメントしたという。
同日にベアー氏は球団を通じて謝罪コメントを発表。「私が妻、子供たち、そして球団にもたらした不快な思いに対し、心から申し訳なく思う。私が目指すところは、決してこんなことをする人間ではないが、起きてしまったこと。こういった不適切な行動を2度と取らないために、全力を尽くしたい」とした。
記事によれば、MLB機構が定めるドメスティックバイオレンス(DV)や児童虐待などの規定に違反する可能性もあり、MLBは「この事件に関して報告は受けており、他のケースと同様に、すぐに事実確認に乗り出す」としたという。
名将ブルース・ボウチー監督が今季限りでの勇退を発表し、チーム一丸となって今季優勝への思いを強める中、球団を代表するCEOがお粗末な形で水を差してしまった。
(Full-Count編集部)