ハム清宮が宣言「30本打てれば」 特大OP戦1号に納得「すごくいいホームラン」

日本ハム・清宮幸太郎【写真:石川加奈子】
日本ハム・清宮幸太郎【写真:石川加奈子】

高卒2年目の大砲が“30発宣言”、トークショーでは杉谷の鋭いツッコミにも笑顔で対応

■日本ハム 6‐1 DeNA(オープン戦・2日・札幌ドーム)

 日本ハムの清宮幸太郎内野手が2日、DeNA戦で特大のオープン戦1号を放った。2月21日の楽天との練習試合以来となる今季実戦2本目のアーチ。試合後にグラウンドで行われたトークショーでは「(今季は)30本打てればなと思います」と力強く宣言した。

 疲労を考慮されて2月26日のヤクルトとの練習試合を欠場した清宮が、2試合ぶりの実戦で結果を出した。「6番・DH」で先発出場し、4回1死二塁で回ってきた第2打席。DeNA石田の初球内角直球をすくい上げ、右翼席中段に叩き込んだ。「打球が今までと少し違って。ファウルになるかなと思ったんですけど、戻って来てくれて。すごくいいホームランだったと思います」と技術的にも納得のいく一振りだった。

 反省も忘れない。2回の第1打席は粘った末のニゴロだったが、5回の第3打席は3球三振。「最後のようなもったいない打席を減らすことが大事」と冷静に話した。

 ここまで実戦9試合で31打数13安打12打点2本塁打。順調な調整を物語るように、試合後のトークショーでも終始リラックスした表情だった。今季目標の本塁打数について「30本打てたらなと思います」と具体的な数字を掲げ、同席した杉谷拳士内野手からの鋭いツッコミにも笑顔で応じた。

 杉谷の“口撃”は走塁から始まった。「幸太郎にはみんな厳しいです。アップの時は最後まで走りなさい。打ったら全力疾走しなさい。ホームラン打っても走りなさいと。なんでかと言うと、こいつホームラン打った時、2、3歩、歩く癖があるんですよ。それで、キャンプの時に打って2、3歩、歩いたんですけど、ただのライトフェンス直撃だったんです。セカンドまで行ったんですけど、近藤先輩から『お前これからホームランを打ってもしっかり走れ』ってすごい厳しい言葉をベンチで言われていたのを覚えていますね」。ホームランバッター特有の“癖”を暴露された清宮は思わず苦笑いした。

 さらに、本塁打後のパフォーマンスもダメ出しを食らった。今季“キヨダンス”を封印した理由について「城石さん(打撃コーチ)から『あれ、やるな』と禁止されてしまって」と打ち明けた清宮。すると杉谷は「僕はどっちかと言うと(パフォーマンス)賛成派なんですけど。キヨダンスは本当にダサいんでね。見ていてちょっと恥ずかしいですよね」とバッサリと斬り捨て、会場の爆笑を誘った。

 今季札幌ドーム初戦。プロ2年目を迎えた清宮が衝撃の特大弾とほんわかトークで地元ファンを魅了した。

【動画】ハム清宮が豪快な2ランホームランで勝利に貢献! 2日のオープン戦日本ハム対DeNAハイライト

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