田中将大、エースの自覚にじませる発言 援護は「あまり考えていない」
力投報われず2勝目逃す、「しっかり投げきれなかった」
今季2勝目を目指して臨んだ敵地レッドソックス戦で、6回2/3を6安打2失点と力投したヤンキース田中将大投手が、試合後の米メディアの取材に対して、エースの自覚をにじませる発言を繰り返した。
6回終了まで3安打無失点と好調レッドソックス打線を封じ、味方打線が奪った2点のリードを守り抜いた田中。だが、7回1死から2連打された後、2死一、二塁としたところで9番ブラッドリーに左翼フェンス直撃の同点二塁打を許して降板した。8回に鉄壁の救援右腕ベタンセスが、レッドソックス主砲オルティスに勝ち越し2点弾を浴びて、ヤンキースは3連敗となった。
快投から一転、同点としてしまった7回の場面を振り返った田中は「運がなかった部分もある」とわずかに本音を吐露しながらも、「自分が投げきらなければいけないところで、しっかり投げきれなかった」と反省。7回2死からの同点劇に「あとアウトを1つ、しっかり取れていれば、また全然違った。こういう結果にはならなかったと思う」と敗戦の責任を負った。