ダルビッシュ、156キロ&変化球ズバズバ OP2戦目で早くも宣言「キャリア最高」
ホワイトソックス戦で2回無安打無失点、最速156キロに変化球も決まる
カブスのダルビッシュ有投手は3日(日本時間4日)、米アリゾナ州メサで行われているホワイトソックスとのオープン戦で先発登板。2回無安打無失点で13ー4での勝利に貢献。今季オープン戦初勝利を手にした右腕は「今がキャリア最高」と復活に凄まじい自信を示している。
完全復活が見えてきた。昨年クリーニング手術を受けるなど、右肘の故障に苦しんだダルビッシュは初回、先頭のガルシアを見逃し三振。続くモンカダを四球で歩かせたものの、アブレイユを右飛、アロンソを空振り三振に仕留めた。2回は若手有望株のヒメネスを三ゴロ、コリンズを右飛、アンダーソンを空振り三振に仕留めた。2回1四球3奪三振、無安打無失点だった。
地元紙「シカゴ・トリビューン」では降板後のダルビッシュが地元メディアに流暢な英語で明かした復活の手応えを動画で紹介している。
「違和感はどんどんなくなっている。自分のピッチングとやるべきことに集中できている」
この日は27球を投げて、ストライクは17球。最速97マイル(156キロ)を記録するなど、本来の球威に近づいている。
「メカニック、(コーナーへの)ファストボールの制球、変化球でストライクも取れた」とこの日のマウンドでの取り組みを明かしたダルビッシュ。「今がベスト。自分のキャリアでね。今までで最高の感覚か? イエス! ベストだ。なぜなら97マイル出ている。スライダーもすごく良かった。スプリットも良かった。人生で最高のボールだ」と不敵な笑みで言い切った。
2013年のレンジャーズ時代には最多奪三振とサイ・ヤング賞2位に選出された右腕だが、カブス2年目の今季は13年シーズンを上回る成績を残してくれるかもしれない。
(Full-Count編集部)