ホークス“当たり年”のドラ1捕手は飛躍できるか 和田も認める成長の跡

未来の正妻候補・斐紹、“当たり年”のドラ1捕手が頭角現す

 1人の若武者が奮闘している。ソフトバンクの未来の正妻候補である。山下斐紹(あやつぐ)。名前を取って「斐紹」が登録名の23歳が、プロ6年目の今季、じわじわと存在感を見せ始めている。

 千葉の習志野高校から、2010年のドラフト1位でソフトバンクに入団。重複指名となった斎藤佑樹の外れ1位としての指名とはいえ、高校ナンバーワン捕手として名高く、強肩強打の捕手として大きな期待を背負っての指名だった。

 同期には、ドラフト2位が昨季トリプルスリーを達成した柳田悠岐、育成ドラフトでは、今季の開幕ローテ入りを果たしている千賀滉大がいる。“当たり年”にあってのドラフト1位。期待の大きさをうかがい知ることが出来るだろう。

 昨季は開幕1軍入りを果たしたものの、開幕直後にクロスプレーの際に左ヒザ内側側副靱帯を損傷。その後はなかなか1軍での出番には恵まれなかった。今季、再び開幕1軍入りを果たすと、楽天との開幕戦で摂津正とコンビを組み、自身初の開幕スタメンの座をつかんだ。その後も33歳の摂津正、35歳の和田毅と女房役として起用されている。

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