衝撃156キロ、ダル復帰登板を女房役も称賛「直球素晴らしく変化球にもキレ」
2回を無安打無失点、メジャーでもコンビ組んだジメネス「いい仕事をした」
1日(日本時間2日)にマイナーでのリハビリ登板に臨んだレンジャーズのダルビッシュ有投手の投球について女房役が賛辞を贈っている。レンジャーズの公式サイトが右腕の復帰登板の内容とともにレポートしている。
昨季開幕前に右肘靭帯再建手術(トミージョン手術)を受けたダルビッシュはこの日、傘下2Aフリスコでコーパス・クリスティ戦に先発し、2回を無安打無失点、2奪三振1四球に抑えた。右肘手術後初の実戦登板に多くのファンが詰めかけ、降板時にはスタンディングオベーションで称えられた。
最速97マイル(約156キロ)を計時し、試合後には手応えも示した右腕。切れ味抜群のスライダーで三振を奪い、64マイル(約103キロ)のスローカーブで球場を沸かせる場面もあった。その投球を同僚はどう見たのか。
球団公式サイトによると、ダルビッシュと同じくマイナーで調整を積むクリス・ジメネス捕手は、その内容を高く評価したという。負傷前には、メジャーでもダルビッシュとコンビを組んでいた女房役は「今年初めての本格的な実戦登板ということを考えれば、彼は非常にいい仕事をしたと思うよ。間違いなく、彼はあの場にいることができて興奮していたはずだ。スピードガンにもそれは少なからず表れていたと思う。今日の直球は素晴らしかった。変化球にもキレがあった。継続して打ち取っていくことが彼の今後の課題だろうね」と語っている。
また同捕手は、ダルビッシュがあまりにも長いブランクにより試合までの“ルーティン”を忘れ、不安がっていた様子も明かしている。
記事では「今日の様な登板を重ねていけば、チームメイトと合流する日もそう遠くはないだろう」とレポート。今月下旬にもメジャー復帰を果たす見通しとなっている右腕。エースへの期待は高まるばかりだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count