開幕から打者の好調ぶり光るセ・リーグ 3・4月のベストナインは?

投手では巨人エースが圧巻の活躍、捕手は中日の伏兵がインパクトある活躍

 プロ野球は開幕から1か月が経ち、5月戦線に突入した。

 3、4月を首位で折り返したのは高橋由伸新監督が率いる巨人。1日のヤクルト戦に大敗し、5月初日に広島に首位を譲ったが、まずまずのスタートを切った。広島は打線が絶好調で、5月も勢いが続けば、今季のセ・リーグをリードするチームとなりそうだ。

 また、金本知憲監督の阪神は勝率5割で最初の1か月を終了。1日のDeNA戦は5点差を逆転して勝利し、白星発進で貯金1として5月攻勢に臨むことになった。一方、ラミレス新監督を迎えたDeNAは投打がかみ合わず、4月は借金9。1日の阪神戦に敗れ、借金は2桁の「10」と苦しい戦いが続いている。

 新監督に明暗が分かれた3、4月に各チームを支えた選手は誰だったのか。セ・リーグの3、4月のベストナインを選出してみた。(※成績は4月終了時)

【投手】

◯巨人・菅野智之
6試合登板、3勝0敗、防御率0.56

 3月25日のヤクルト戦(東京ドーム)で開幕戦勝利。4月6日の阪神戦(東京ドーム)、13日のヤクルト戦(神宮)と2試合連続完封を飾った。ただ、守護神・澤村の乱調などで勝ち星は伸びず。28日の阪神戦(甲子園)の5回には坂本の適時失策で1点を失い、連続イニング無失点も30で止まったが、4月は防御率0.00と奮闘した。

【捕手】

◯中日・杉山翔大
18試合出場、打率3割4分、1本塁打、10打点

 4月26日のDeNA戦(横浜)で今季1号ソロ、決勝打を放つなど3安打2打点をマーク。規定打席に到達していないが、5度のマルチ安打を記録した。インパクトのある活躍が光り、早大出身のプロ4年目が打撃力で正捕手奪取をアピールした。

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