ヤクルトが5連勝&5割復帰 熊本出身の山中が完封「頑張っていきましょう」
故郷にエール「ヤクルトも熊本も負けないように」、DeNAは20敗目
ヤクルトは3日、敵地DeNA戦に6-0で勝利し、5連勝で5割復帰を果たした。熊本出身の山中浩史投手が9回4安打無失点と好投し、昨年8月11日の広島戦以来となる完封勝利で今季2勝目(1敗)。DeNAは打線が沈黙し、20敗目を喫した。
ヤクルトは初回、坂口、川端がヒットで出塁すると、1死からバレンティンが左中間へ先制3ラン。幸先良く3点を先制した。
アンダースローの山中は初回を3者凡退。2回は2死から飛雄馬に死球を与えたものの無失点。ヤクルトは3回にバレンティンのタイムリーでリードを4点に広げた。3、4回も山中が無失点に抑えると、6回にはヤクルト山田がリーグ単独トップに立つ豪快な2ランを左中間スタンドへ叩き込み、6-0とした。
山中は5回以降も好投。6、7回は二塁、8回は三塁まで走者を進められながら失点を防ぐと、9回は3者凡退に仕留め、105球でチーム一番乗りの完封勝利を飾った。
試合後、お立ち台に上がった山中は「緩急を使ってしっかり投げられた。バッターのタイミングを外して打ち取れた」と持ち味を存分に生かした投球に納得の表情。「こういう明るい話題を提供するしか僕らはないので、いいピッチングが出来たと思います。ヤクルトも熊本も負けないように頑張っていきましょう。みなさんの応援をお願いします」と故郷・熊本にエールを送っていた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count