燕・山中が完封、DeNA最速20敗、巨人首位、SB松田決勝弾…3日のプロ野球

ヤクルト山田&広島エルドレッドが11号、楽天岡島がサヨナラ打

 プロ野球は3日、各地で6試合が行われた。セ・リーグは、ヤクルトがDeNAに快勝して5連勝で5割復帰。先発・山中が9回4安打無失点で完封勝利。打線はバレンティンが8号3ラン含む4打点、山田はリーグトップの11号と主軸が存在感を見せた。DeNAは両リーグ最速で20敗目を喫した。中日はジョーダンが阪神相手に7回2失点の好投。同点の5回に桂のソロで勝ち越した。阪神藤浪は要所で踏ん張りきれず、7回4失点で2敗目となった。

 巨人は広島戦に3-2で勝利し、首位に浮上。先発田口が7回2失点と好投。打線は村田のタイムリーなどで2点差を追いつくと、8回にギャレットが決勝打。昨季、3度の対戦で1点も取れなかった“天敵“ジョンソンを攻略した。広島は田中が先頭打者弾、エルドレッドはリーグトップタイの11号ソロを放ったが、勝利につながらなかった。

 パ・リーグは、オリックスが西武に勝利。T-岡田の先制3ラン、小谷野の2ランなどで7点を奪った。先発ディクソンは8回8安打2失点の力投で3勝目。5点リードの9回に2番手白仁田が味方の失策もあり1死も奪えず3失点し、続く平野も失点したが、最後は何とか1点のリードを守り切った。ソフトバンクは、プロ野球新記録のデビュー14連勝を狙った先発バンデンハークが7回4失点で降板。しかし、打線が8、9回に4点を奪い同点に追いつくと、延長10回に松田が決勝弾を放った。バンデンハークは黒星が消え、次回登板以降に新記録達成を狙う。日本ハムは抑えの増井が9回に1点のリードを守れず、痛恨の逆転負けとなった。

 本拠地にロッテを迎えた楽天は先発塩見が8回1失点と好投も、打線が沈黙。しかし、9回2死二塁から嶋がライトへのタイムリーツーベースを放ち同点。続く岡島はライトへのサヨナラ打で、劇的勝利となった。ロッテ先発の石川は7回5安打無失点の快投も、守護神西野が崩れて3勝目はならず。打線もナバーロのタイムリーの1点のみに終わった。

【セ・リーグ】
◇DeNA 0-6 ヤクルト(横浜)
勝 山中(2勝1敗)
敗 モスコーソ(2勝2敗)
HR【ヤ】バレンティン8号、山田11号

◇中日 4-2 阪神(ナゴヤドーム)
勝 ジョーダン(2勝0敗)
敗 藤浪(3勝2敗)
S 福谷(1勝0敗6セーブ)
HR【中】桂1号

◇巨人 3-2 広島(東京ドーム)
勝 マシソン(3勝0敗1セーブ)
敗 ジョンソン(3勝3敗)
S 澤村(3勝0敗8セーブ)
HR【広】田中2号、エルドレッド11号

【パ・リーグ】
◇西武 6-7 オリックス(西武プリンスドーム)
勝 ディクソン(3勝2敗)
敗 野上(2勝4敗)
S 平野(1勝2敗6セーブ)
HR【西】秋山2号【オ】T-岡田2号、小谷野4号

◇日本ハム 4-5 ソフトバンク(札幌ドーム)
勝 寺原(1勝0敗)
敗 井口(0勝1敗)
S サファテ(0勝1敗7セーブ)
HR【日】浅間1号、レアード6、7号【ソ】松田4号

◇楽天 2×-1 ロッテ(Koboスタ宮城)
勝 ミコライオ(1勝0敗)
敗 西野(2勝1敗8セーブ)

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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