侍J稲葉監督、ケガで辞退の清宮&田中に期待 「まだまだチャンスはある」

記者会見に臨んだ侍ジャパン・稲葉監督【写真:福谷佑介】
記者会見に臨んだ侍ジャパン・稲葉監督【写真:福谷佑介】

今大会で中軸、リードオフマンとして期待されていた清宮と田中

 野球日本代表「侍ジャパン」は3月9日、10日に京セラドームで「ENEOS 侍ジャパンシリーズ2019 日本vsメキシコ」を戦う。今大会は若いメンバー構成で注目を浴びたが日本ハム・清宮幸太郎内野手、楽天・田中和基外野手がケガにより辞退。稲葉篤紀監督は「チャンスはある」と、今後の侍入りに期待を込めた。

 8日に記者会見を行った稲葉監督は清宮、田中の辞退を受け「非常に残念ではありますけど、まだまだチャンスというか、プレミア12、オリンピックというところに向けてチャンスはある」と語った。

 清宮は右手有鉤(ゆうこう)骨を骨折、田中は右足首の捻挫と中軸、リードオフマンとして期待を寄せていた2選手がトップチームに選出されながら無念の辞退となった。2020年に向け、若い力を試す意味合いもあったが「不測の事態というかいろいろなことが起こり得るということで、若い選手たちにもジャパンの経験をしてもらうということを目的にしている」と語った指揮官。

「今はしっかりと怪我を治してもらって、シーズンにしっかり戻ってこれるように待ちたいなと思います」

 残念ながら2019年初陣で侍デビューを果たすことはできなかったが、稲葉監督は清宮、田中の復帰を心待ちにしていた。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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