田中将大、メジャー50登板目で今季最長8回零封も援護なく2勝目お預け
4戦連続QS、50試合登板時で25勝以上かつ300奪三振は1913年以降6投手目
今季2勝目を目指して5日(日本時間6日)オリオールズ戦に先発したヤンキース田中将大投手は、8回を5安打7奪三振1四球無失点とする快投を披露するも、0-0の同点のまま102球を投げて降板。勝敗はつかなかった。
メジャー3年目にして敵地カムデンヤードでは初登板となった田中。初回を3者凡退に抑えた後、2回から4回は毎回走者を背負ったが得点は許さず。5回と6回を再び3者凡退に抑えると、7回2死からスクープにセンター前安打されたが、続くアルバレスを空振り三振に仕留めて3死を奪った。
要所でスプリットとスライダーの制球が光り、ピンチらしいピンチを迎えず。オリオールズ先発ガウスマンとともに素晴らしい投手戦を演じた。
4回表終了後、相手先発投手のボークを巡って三塁塁審と口論になったジラルディ監督が退場処分となるハプニングもあったが、田中は1イニング16球以内と球数少なくテンポよい投球で投げきり、4試合連続となるクオリティスタート(6回以上自責点3以下)をマークした。
この日はメジャー通算50試合目のマウンド。田中はこの日の時点でメジャー通算26勝12敗、315奪三振だが、球団によると、メジャー50試合目の登板までに25勝以上かつ300奪三振を記録した投手は、1913年以来、田中を含め6投手しかいないという。
今季自身最長となる8回を無失点に抑えた田中は防御率2.29となっている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count