田中将大、今季最長8回零封の好投も勝敗つかず ヤ軍はサヨナラ負け
好投も打線援護なく2勝目お預け
今季2勝目を目指したヤンキース田中将大投手は、5日(日本時間6日)に敵地で行われたオリオールズ戦に先発し、8回無失点の快投を披露したが勝敗はつかず。チームは延長10回の末に0-1で敗れた。
この日の田中は序盤から低めの制球が冴え、ツーシームを軸にコーナーを突くスライダーとスプリットでオリオールズ打線に的を絞らせなかった。2回から4回、7回に走者を背負うも三塁は踏ませず。3回2死一、二塁の場面で、2013年以来メジャー最多通算133本塁打を放っている強打者デービスを迎えたが、低めのツーシームで見事一塁ゴロに打ち取った。
その後もピンチらしいピンチを迎えることなく、1イニング平均13球という省エネ投法。同じく快投を続けるオリオールズ先発ガウスマンの前に打ちあぐねていたチームに勝機を与え続けた。
0-0のまま8回のマウンドに戻った田中は、この回もわずか12球で3者凡退とし、102球で降板。8回を5安打7奪三振1四球無失点という素晴らしい内容で、防御率を2.29まで下げた。
試合は延長戦に突入。この回からマウンドに上がった3番手バルバトが2連打で無死一、三塁としたところで、交代したミラーが8番アルバレスにセンターへの犠牲フライを許し、サヨナラ負けを喫した。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count