ダルビッシュ「ブーイングはもういらない」 地元メディアに語る「ユーが欲しい」
MLB公式サイトが特集、レンジャーズ時代のような「ユーイング」を希望!?
昨季右肘の故障などで苦しんだカブスのダルビッシュ有投手。補強の目玉としてやってきた日本人右腕は8試合先発で1勝という不振でホームのファンから批判を受けることもあったが、今春のスプリングトレーニングでは復活へ向けて好調を維持しており、「ブーイングはもういらない。ユーが欲しい」とコメント。本拠地リグレー・フィールドのファンに「ユーイング」を求めている。MLB公式サイトが報じた。
8日(日本時間9日)、アリゾナ州メサのスローン・パークでマイナーチーム相手に実戦形式の練習に登板したダルビッシュ。4回1安打1四球3三振無失点という順調な仕上がりを見せた。
「ファストボールはキレがあります。スライダーもよかったし、今日はすごくよかった」
地元メディアにこう手応えを語ったというダルビッシュ。昨季は6年1億2600万ドル(約140億円)のメガディールでカブスにやってきたが、記事では「ダルビッシュは悲惨で、怪我に苦しんだ巨額契約の1年目を終えたが、彼が今快適に過ごせているのは明確だ」と分析している。
ダルビッシュは「間違いなく、プレッシャーを感じていました」と昨季について振り返ったという。不甲斐ないピッチングでリグレー・フィールドのファンからブーイングを浴びることもあったが、今年はここまでは故障もない。今季から地元メディアに英語で取材対応していることも話題となっている右腕は、3日(同4日)のホワイトソックス戦後には地元メディアに「今がキャリア最高」と完全復活を断言していた。
この日は「ブーイングはもういらない。ユーが欲しい」と語ったというダルビッシュ。絶対的エースとして活躍したレンジャーズ時代にはブーイングならぬ、名前にちなんだファンの「ユーイング」の大歓声が本拠地戦で鳴り響いた。記事では「リグレーフィールドへの熱心なファンに復活のシーズンの願いを込めて」と、ダルビッシュがユーイングを希望する理由を紹介している。本来の圧倒的なピッチングを見せることができれば、カブスファンも愛情たっぷりの「ユーイング」を起こしてくれるはずだ。
(Full-Count編集部)