侍J切り込み隊長・上林、3安打も好機で凡退を反省 「課題ができた」

3安打の活躍を見せた侍ジャパン・上林誠知【写真:Getty Images】
3安打の活躍を見せた侍ジャパン・上林誠知【写真:Getty Images】

OP戦で打率1割台と不振も大舞台で存在感を発揮した上林

■メキシコ 4-2 侍ジャパン(9日・京セラドーム)

 侍ジャパンで1番を務めたソフトバンクの上林誠知外野手が3安打と敗戦の中でも気を吐いた。

 オープン戦では4試合に出場し打率.154と不振だったが日の丸を背負った大舞台で存在感を発揮した。初回の第1打席で初球を叩き中前打。さらに3回の第2打席でも中前打、7回1死走者なしで迎えた第4打席では右前打とリードオフマンとして活躍し「状態が悪い中で3安打できた。ちょっとずつだかいい傾向が出ている」と手応え。

 それでも4回1死満塁で迎えた第3打席では好機で空振り三振に倒れ「チャンスの場面で打てなかったので課題ができた」と慢心することはなかった。

 1番の起用は自身でも予想外だったようで「(スタメン発表で)1番目に呼ばれると思っていなかったので、少し差し込まれてしまった。とても大事なポジションなのでいい経験ができました」と語った。

 3安打を放ち3度の出塁でチャンスを作ったがチームは逆転負け。残り1試合に向け「勝つチャンスは明日しかない。チームに貢献したい」と2019年、侍初勝利を誓った。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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