米メディア、最下位ヤンキースをバッサリ マー君好投で「世間体を保てた」
我慢の投球続く田中、防御率はリーグ8位に浮上
今季26試合を終え、9勝17敗と地区最下位に沈むヤンキースに対し、地元メディアが手厳しい。ESPN電子版では、5日(日本時間6日)のオリオールズ戦で8回無失点ながらも打線の援護がなく勝敗がつかなった田中を引き合いに出し、「田中が、少なくとも、自分のベストの投球をしてくれたおかげで、ヤンキースは世間体を保てた」とレポートしている。
記事内では、「打線は徐々によくなっているが、昨年とほぼメンツは代わらないながら、メジャー2位の得点力を誇った2015年のようにはなれない」とバッサリ。「地区最下位チームが勝者へ転向するためには、先発投手の頑張りに頼るしかない」としている。
さらに、前日7回無失点で勝利したサバシアを「過去のエース」、今季は先発6試合すべてで自責点2以下を保っている田中を「名目上のエース」と、これまたバッサリ。「田中はとてもいいピッチャーだが、素晴らしいとまでは言えない。No.1ピッチャーというよりは、もったいないと思わせるような2番手、3番手といった役割の方がおそらく合うのでは」と分析している。
その上で、この日も勝利への願いを一身に背負って快投した田中を称え、「他の先発投手とともに、今季ヤンキースが何かを起こす(プレーオフ進出)ための唯一の手段かもしれない」と記している。
田中はここまで6試合で1勝0敗、防御率はリーグ8位の2.29。打線の援護がない中、我慢の投球が続いている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count