SBサファテ、移籍後初4連投で単独トップ9セーブ目 「それが自分の仕事」

工藤監督に「自分から『大丈夫』」、7日も「張りがなければ投げるつもり」

 6日の楽天戦、8回の逆転劇で1点リードとなったソフトバンクは、この日も9回のマウンドにサファテを送り込んだ。サファテの4連投はソフトバンク移籍後初。日頃から中継ぎ陣の肩や肘への負担を考慮し、登板数に気を遣う工藤公康監督としては、珍しい采配だ。

 試合後、「今日までは大丈夫というからいってもらった」と工藤監督。サファテ本人も「昨日の試合後にも、今日の試合中にも監督から聞かれたので、自分から『大丈夫』と答えた」という。

「それが自分の仕事。首脳陣に信頼して使ってもらっている以上、それに応えたいし、チームを勝たせたい。他のメンバーがマウンドに行っても抑えられると思うが、自分がやりたいポジションだからね。1点差のゲームだったが、逆転すると思っていたし、同点でもいくつもりで準備していたよ」

 これでリーグ単独トップの9セーブ目。引き分けの場面で5ホールドもマークしており、チームへの貢献度は計り知れない。

「明日(7日)も朝起きて張りがなければ投げるつもりでいく。ただ、ここしばらくは中継ぎ陣も登板が多くて疲れているので、明日は打線に10点取ってもらうことを期待しているよ(笑)」

 またサファテは、7日の試合に熊本で被災した児童35人と保護者を招待することを発表。グラウンドでの練習見学を含めた交流を予定している。心優しい守護神は、7日も工藤監督の登板の問いかけに「ダイジョウブ」と応えてしまいそうだ。

【了】

藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura

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