阪神・藤川、今季最短降板 女房役はリード面を反省
3回5失点も投手コーチは「もう1回チャンスある」
阪神の藤川球児投手が今季最短となる3回5失点でマウンドを降りた。味方打線が4回に追いつき黒星こそ付かなかったが「結果が全てです。結果が悪かったんで」と言葉少なに球場を後にした。
初回1死一、二塁からバレンティンに真ん中低めのシュートをバックスクリーン左へ運ばれる3ランを浴びると、3回には無死二塁から雄平にバックスクリーンに2ランを浴び計5失点。女房役の原口は「慎重になりすぎて変化球のサインを多く出しすぎた。真っすぐの調子が良かったんですが」とリード面で反省を口にした。
この日の最速は146キロ。外角に決まる直球には威力があったが、バレンティン、雄平に打たれた一発は全て変化球だった。
前回登板の4月30日・DeNA戦(甲子園)では7回途中を1失点と好投を見せていただけに香田投手コーチは「抹消はしない。もう1回チャンスはあるよ」と次回登板に向け期待を込めた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count