広島・新井、2安打3打点の活躍 第1打席3球三振で「自分に腹が立っていた」
7回満塁では走者一掃の三塁打
7日のDeNA戦で、広島の新井が2安打3打点の活躍で10-4の勝利に貢献した。
「1打席目に見逃しで3球三振していたので、自分自身に腹が立っていた」という新井は、5回に追加点につながるセンター前ヒットを放つと、7回の満塁の場面ではルーキーの野川から、走者一掃となるだめ押しの三塁打を放った。
「追加点が欲しい場面だったので、集中して打席に入った。(野川は)対戦したことがない投手だったので、しっかり引きつけて打とうと思った」という当たりは、ライト線をライナーで抜ける強烈な一打となった。
「点が入ってよかった」と安堵の表情を見せた新井は、「明日は明日、また新しい日なので、集中してやりたい」と、すぐに気持ちを切り替えていた。
4月26日に通算2000安打を達成して以降、スタメンから外れる試合もあり、安打のペースもやや落ちていた4番だが、2試合連続マルチ安打と、4番として再加速の兆しが見えてきた。
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大久保泰伸●文 text by Yasunobu Okubo