大谷翔平、援護にも恵まれず7戦1勝3敗 「勝てない要因は大谷にもある」!?
日本ハム大谷はなぜ勝てない? 二刀流右腕に今、必要なことは
日本ハムの大谷翔平投手が苦しんでいる。8日の西武戦では、打線に2点を先制してもらいながら、メヒアにソロ本塁打とタイムリーを浴びて同点とされると、6回には金子侑、岡田と伏兵に適時打を浴びて4失点で降板。逆転を許し、今季7試合目の登板で3敗目(1勝)を喫した。
援護にも恵まれなかったとはいえ、開幕から5試合勝ちなし。1日のロッテ戦でようやく初白星を挙げたが、西武戦でまたしても黒星と波に乗り切れない。8日の試合は最速159キロをマークしながら、甘い球を痛打される場面が目立った。
現役時代にヤクルト、日本ハム、阪神、横浜の4球団で捕手として活躍した野球解説者の野口寿浩氏は「これだけ勝てないと『勝ち運がないな。しょうがないな』で済ませたらまずいのではないかと思います。そういうレベルのピッチャーではないので」と指摘する。
いったい何がダメなのか。野口氏は、今季2戦目の登板となった4月1日のソフトバンク戦(草薙)で、すでに兆候が出ていたと見ている。
「あの試合では“ここぞ”というところのコントロールが甘かった。おそらく、対戦するバッターは最高の状態の大谷を想像して打席に立ちます。ただ、あの試合では寒さもあって、条件も悪くてボールが走らなかった。再三ランナー出して、ぎりぎりのところで粘って(6回)1失点という感じでした」
ここまで7試合で50回2/3を投げ、39安打23四死球。防御率3.02は本来の数字とは言えず、それ以上に走者を背負うことも多い。制球が不安定で、リズムが生まれないことは、打線にも影響を及ぼす。