市和歌山、今季5試合目の実戦で手応え 選抜ではブラバンが新曲初披露へ

先発した市和歌山・柏山崇【写真:松倉雄太】
先発した市和歌山・柏山崇【写真:松倉雄太】

全てオリジナルの応援曲が有名、新曲は「最初は忍者の登場曲かと…」

 23日に開幕する第91回選抜高等学校野球大会に出場する市和歌山(和歌山)が13日、関大北陽(大阪)と練習試合(関大北陽グラウンド)を行い、2-2で引き分けた。選抜で背番号9をつける予定の右のエース・柏山崇(2年)が先発し、5回を3安打1失点と好投。背番号1のエース左腕・岩本真之介(1年)、同じく左腕の奴田宗也(1年)の2人で1失点とつなぎ、最後は柏山が再びマウンドに上がって試合を締めた。

 攻撃では「自分たちのペースにできなかった。序盤にもっと点を取れた。そこでもっと取れていれば楽な試合にできた」と米田航輝主将(2年)は攻めのまずさを反省。ただ、冬を越えて「打球の速さだったり、飛距離は増した」と今季5試合目の実戦で手応えも感じている様子だった。

 14日に行われるキャプテントークに出席する主将は、「高松商や明石商など同じ公立校の主将と話してみたい。でも何を喋るかわからないので、めっちゃ緊張しています」と笑う。

 市和歌山と言えば、前身の市和歌山商時代から、ブラスバンドの全てオリジナルの応援曲(6曲)が有名だが、今大会では新曲「Next31」が初めて披露される。「アップテンポで、ロックみたいな感じの曲です。最初は忍者の登場曲かなと思いました。試合では初回の攻撃で流れます」と米田主将は今大会の楽しみを語った。

 新しい応援曲にも、乞うご期待だ。

(松倉雄太 / Yuta Matsukura)

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