原口に続いてブレークなるか 阪神田面、支配下再登録から初の1軍昇格へ
11日の巨人戦で1軍のデビューの可能性も
育成からのシンデレラストーリーを歩んでいる原口に続けるか。阪神・田面巧二郎がプロ入り初の1軍昇格を果たすことになった。10日の巨人戦(甲子園)が雨天中止となり、この日の1軍登録は見送られたが、甲子園の室内練習場には背番号「97」の姿があった。
田面はJFE東日本に在籍していた2013年のドラフトで阪神から3位指名を受け入団。1軍登板がないまま2015年に育成選手となり、今年4月15日に再び二桁の背番号を勝ち取った。
ウエスタン・リーグでは14試合に登板し0勝2敗、防御率6.63の成績を残している。掛布2軍監督からは「『思い切ってやってこい』と言われました」と緊張した面持ちで話した。
同じ育成から支配下を勝ち取り、大ブレークしている原口が間近にいるのは刺激になる。2軍時代は共に汗を流した2人。「(原口とは)一緒に組んでいたので。一緒に抑えられればいいと思います」。1軍の舞台で再びバッテリーを組む機会もそう遠くはないはずだ。
今シーズン、超変革を掲げる金本監督。天候、試合展開次第ではあるが、11日の巨人との伝統の一戦で1軍デビューの可能性も出てきた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count